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RYUSENの雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社RYUSENの更新担当中西です♪

 

~社会の循環~

 

工場、建設現場、物流、医療、農業――。私たちの暮らしを支えるあらゆる産業活動の裏側では、必ず「産業廃棄物」が発生します。もし、それらが適切に処理されず、ただ埋め立てられ続ける社会だったらどうなるでしょうか。土地は限界を迎え、環境負荷は増え、資源は枯渇し、企業活動すら立ち行かなくなります。

そこで重要になるのが、産業廃棄物リサイクル業です。単に“捨てる”のではなく、分別・破砕・選別・再資源化を通じて資源循環へ戻す。さらに、適正処理・トレーサビリティの担保によって、不法投棄や環境汚染を未然に防ぐ。
つまり産廃リサイクルは、環境・資源・産業インフラを同時に支える基盤産業だと言えます💪♻️


1)数字で見る「日本の産廃」:量は巨大、でも“循環”が進む領域もある📊

まず、現状把握に欠かせないのが統計です。環境省の調査(令和5年度速報値)では、**産業廃棄物の排出量は約3億6,504万トン(365,044千トン)**と推計されています。

種類別に見ると、特に多いのは次の3つです。

  • 汚泥:154,127千トン(42.2%)

  • 動物のふん尿:80,362千トン(22.0%)

  • がれき類:61,133千トン(16.7%)
    この3品目で全体の約8割を占めます。

そして処理の内訳(令和5年度速報値)では、排出量365,044千トンに対して、

  • 再生利用量:198,655千トン(54.4%)

  • 減量化量:157,761千トン(43.2%)

  • 最終処分量:9,021千トン(2.4%)
    と示されています。

ここがポイントです👇
✅ 排出量は莫大でも、最終処分(埋立など)に回る比率は相対的に小さい
✅ 一方で、再生利用・減量化の“中身”を高めないと、真の循環経済には届きにくい

「リサイクル率が高い=安心」ではなく、何をどう再資源化して、どんな品質で循環させているかが、これからの勝負になります🔥


2)業界の“今”を形作る5つのトレンド🧭♻️

(1)循環経済(サーキュラー)への圧が強まっている🌍📌

世界的に、資源循環は“努力目標”から“企業の義務”へ寄りつつあります。たとえばEUでは、製品設計段階から循環性を求める制度(エコデザイン関連)や、トレーサビリティ確保、情報開示の流れが加速しています。
日本企業も輸出・サプライチェーンの関係上、無関係ではいられません。

産廃リサイクル業はここで重要な役割を担います。

  • 再生材の安定供給

  • 回収・分別の高度化

  • データ(マニフェスト等)による透明性
    こうした機能が企業のESGや調達要件に直結していくため、“必要とされる産廃リサイクル”の価値は上がっていると言えます💡


(2)人手不足・技能継承が深刻化👷‍♂️🌀

収集運搬・中間処理・選別ライン・設備保全・営業・法令対応…産廃リサイクルは現場力が要です。ところが、業界全体で人手不足が課題として語られています(賃金、業界イメージ、人口構造など)。

人が足りないと何が起きるか?

  • 分別精度の低下 → 再資源化品質が落ちる

  • 安全管理の負荷増 → 労災リスク

  • 納期・受入制限 → 排出事業者側の操業にも影響

だからこそ今、現場の“かっこよさ”を言語化し、待遇・仕組み・教育を整える会社が強くなります💪✨


(3)物流の制約(いわゆる2024年問題等)が効いてくる🚚⏱️

廃棄物は「運べないと処理できない」現実があります。トラックドライバーの労働時間規制を背景に、輸送能力不足のリスクが指摘され、対応の重要性が語られています。
産廃の世界でも、遠距離輸送に依存するスキームは見直し圧力が強まります。

これからは、

  • 地域内処理(地産地消型の循環)

  • 積替保管・中継拠点の最適化

  • 収集運搬のDX(配車・動態・計量・伝票連携)
    など、“物流込み”で設計できる事業者が選ばれていきます📦🔁


(4)“混ぜればゴミ、分ければ資源”の価値がさらに上がる🧩♻️

再資源化は、入口(分別)が命です。排出事業者側の分別が甘いと、受入コストが上がり、歩留まりが下がり、リサイクル製品の品質が揺らぎます。
一方、排出側の分別が高精度になるほど、

  • 高付加価値の再生材が作れる

  • 焼却・埋立を減らせる

  • CO₂・処理費・監査対応が軽くなる
    という“全員得”が起きます😊

産廃リサイクル業は、単なる処理屋ではなく、排出現場の改善パートナーになれるかどうかが大事です🤝✨


(5)データと透明性が「信用」を決める時代へ📑🔍

循環経済の流れの中で、トレーサビリティ(どこから来て、どう処理され、何に生まれ変わったか)が求められます。EUの制度動向でも、製品情報や資源循環の“見える化”が強調されています。
日本でも、電子マニフェストや計量データ連携、監査対応など、データで示せる会社が強い時代です。


3)それでも、産廃リサイクル業は“伸びる”理由がある🚀

ここまで課題を挙げましたが、結論として業界は悲観だけではありません。理由はシンプルで、社会が循環へ向かうほど、産廃リサイクルの仕事は増えるからです。

しかも、これは「量」だけの話ではありません。

  • 高度選別で“資源化率”を上げる

  • 再生材の品質を上げて“売れる素材”にする

  • 排出現場を改善して“そもそも廃棄物を減らす”

  • 法令・安全・環境で“安心を提供する”

こうした価値の積み重ねが、会社の単価・継続率・ブランドを押し上げます📈✨
さらに、国内の物量データを整理した資料も整備され、企業・自治体・研究での活用が進んでいます。


4)現状は「転換期」。だから面白い😄♻️

産業廃棄物リサイクル業の現状は、ひと言で言えば**“転換期”**です。

  • 排出量は巨大(令和5年度速報で約3.65億トン)

  • 再生利用は約54%まで進む一方、質の高度化が問われる

  • 人手不足、物流制約、透明性要求など課題は山積み

  • でも循環経済の世界潮流で、産廃リサイクルの価値は上がっている

つまり、課題が多い=伸びしろが大きいということです🔥
現場の工夫、設備投資、分別設計、DX、教育、安全管理…全部が“社会の未来”につながる。

産廃リサイクルは、ただの処理ではありません。
「資源を未来へつなぐ仕事」
「地域の環境と産業を守る仕事」
「企業の信頼を支える仕事」

この仕事があるから、社会は回り続けます🌏🔁
あなたの現場の一手が、次の時代のスタンダードになるかもしれません😊✨